ブライアン・ウィルソンは
ヴァンダイクパークスの音楽的才能
そしてその独特の話しぶりが気に入り
「スマイル」の歌詞はこいつに頼もう、
と決心したという。
「スマイル」が頓挫した一年後に発表された
ヴァンダイクパークス「ソング・サイクル1968年」を聞けば
ブライアンの判断が正しかったことは明白。
ソロアーティストであると同時に
ドラッグまみれの名アレンジャーでもあったヴァンダイクパークス、
彼のアレンジ・コンピレーション第一集が出た。
ヴァンダイクパークス自身の貴重なシングル(MGM 時代) をはじめ、
リトル・フィート、ライ・クーダー、
サル・ヴァレンティノ(ボー・ブランメルズ)、
ディノ・マーチン(ディーン・マーチンの息子)、
アーロ・ガースリー、ボニー・レイット等
ワーナー・リプリーズ関係のアーティストがズラリ。
聞き物はマッドな才気が炸裂する
ライ・クーダーとリトル・フィートの仕事だろう、
グラマラス・ハリウッド・サイケ万歳!
サンフランシスコのフォークロア・サイケなんて屁じゃん
といわんばかり。
リトル・フィートといえば
ローウェル・ジョージの娘イナラ・ジョージに対する
異常ともいえるヴァンダイクパークスの肩入れぶり
その真の理由は実は他のところにあるんだけれど
2チャンネルになっちゃうから止めとく。
僕が買ったのはLP盤(180g重量盤)だけど、
マスターリング(カッティング)は期待したほど良くない。
Side A
1. Donovan's Colours - GEORGE WASHINGTON BROWN
2. Come to the Sunshine - VAN DYKE PARKS
3. The Eagle and Me - VAN DYKE PARKS
4. Friends and Lovers - SAL VALENTINO
5. ALLIGATOR MAN - SAL VALENTINO
6. Farther Along - VAN DYKE PARKS
7. Valley to Pray - ARLO GUTHRIE
Side B
1. Out on the Rolling Sea when Jesus Speak to Me - VAN DYKE PARKS
2. Sitting Here in Limbo - DINO MARTIN
3. Wha' She Go Do - BONNIE RAITT
4. Sit Down I Think I Love You - THE MOJO MEN
5. One Meatball - RY COODER
6. Cheek to Cheek - LOWELL GEORGE
7. Spanish Moon - LITTLE FEAT
8. Ice Capades ( Moog Music '67 ) - VAN DYKE PARKS
VAN DYKE PARKS/ARRENGEMENTS VOLUME 1 (LP)
BANANASTAN : B 3300(US 2011)